定点観測
5年ごとに見直しが必要なマンションの長期修繕計画。
外壁の塗装は12年周期、鉄部の塗装は5年周期と言われていますが、見た目にも劣化度はわかります。難しいのが設備系です。
専門家に尋ねても、一般的な耐用年数(2年、7年、20年など)の回答しか得られません。本音は壊れたら交換する、ということのようです。
たとえ資金に余裕があっても、早め早めの取替工事は、合意形成に骨が折れます。
なかでも、途中で補修工事をした場合は、次回交換時期がより不明瞭になってしまいます。
そんなとき、外観目視の記録写真が説得力を持ちます。
この高架水槽は、30年以上使用しており、一度ライニング工事を実施しています。
漏水といっても、極微量ですので使用には問題ないのですが、このような定点観測の記録があると、予防的工事の合意形成も得やすいことでしょう。
スマホで、すぐ写真を取れる時代です。
役割分担して定点観測することで、自分たちでも適正な維持管理とタイムリーな合意形成ができます。
取りまとめや整理の作業のみ、事務局に依頼すれば、よりよいかもしれません。