管理会社の仕事

 

以前、

高層マンションの管理見積を依頼されました。

近隣の高層マンションが、管理会社を変更したらしく、

そのノウハウを参考に、検討中とのことでした。

 

理事長と面談し、見積作業に入ったところで、

そもそものご依頼主が売却してしまったため、

話はなかったことに…

 

残念というか、ホッとしたというか…

 

 

マンションの総戸数は同じでも、

上に伸びている建物と、

横に広がっている建物とでは、

設備がまったく違います。

さらに、

(立地にも因りますが)組合員の購入背景も大きく異なります。

 

大抵のタワーマンションは、

高層階住戸所有の組合員と、低層階住戸所有の組合員とでは、

生活感覚に大きな違いがあります。

 

そのため、全体として、

何かしようとしたときには、

求める結果が大きく異なるため、紛糾すること必至です。

 

ただ。

 

設備や修繕などは、専門に任せると解決しますが、

組合員を、取りまとめて物事を進めていくのは、

管理会社こその仕事ではないかと思います。

 

理論的には、

そういった仕事は、

管理組合理事長の役目ではありますが、

いくら理事長と言えども、もとは一住戸の購入者ですから、

全体のために割く時間と労力は、通常ありません。

 

そういった時にこそ、

管理会社がお役に立てる(のが見える?)のではないでしょうか。

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